冷凍庫の霜取りのやり方|直冷式の手順・やってはいけないこと・霜を減らすコツ
冷凍庫の壁に、白い霜がびっしり。引き出しが閉まらない、食品が入らない…。これは直冷式の冷凍庫でよく起きることです。
霜は放っておくと、冷えが悪くなり、電気代も上がります。この記事では、家庭でできる霜取りの手順をまとめます。
霜がつく冷凍庫・つかない冷凍庫
| 直冷式 | ファン式(間冷式) | |
|---|---|---|
| 冷やし方 | 庫内の壁そのものを冷やす | 冷やした風をファンで回す |
| 霜 | つく(定期的に霜取りが必要) | ほとんどつかない(自動で霜取り) |
| よくあるタイプ | 上開きのチェスト型・小型 | 前開きの引き出し式・一般的な冷蔵庫 |
霜取りが必要なのは、主に直冷式です。ファン式なのに霜がびっしりつくなら、故障のサインかもしれません(後で説明します)。
霜取りはいつやる?
目安は、霜の厚さが5mmくらいになったとき。取扱説明書に目安が書かれていることもあります。
- 引き出しやフタが閉まりにくい
- 食品が入らなくなってきた
- 前より冷えが悪い気がする
こうなったら霜取りのタイミングです。季節でいうと、湿気の多い夏のあと(秋)や、年末の大掃除のついでにやると、食品も少なめで作業しやすいです。
手順1:霜が薄いとき(5mm未満)
40℃くらいのぬるま湯でしぼったタオルを霜に当てて、拭き取ります。電源を切らずにできるので、こまめにやれば大がかりな霜取りをしなくて済みます。
手順2:霜が厚いとき
- 食品を出す:クーラーボックスに保冷剤と一緒に入れる。新聞紙で包むと冷えが長持ち
- 電源を切る:コンセントを抜く(取扱説明書の手順に従う)
- 扉を開けて、自然にとかす:床にタオルや新聞紙を敷いて、とけた水を受ける。排水口がある機種は、説明書どおりに水を抜く
- ゆるんだ霜をはがす:少しとけてきたら、プラスチックやゴムのヘラでやさしくはがす
- 水気をしっかり拭く:残った水は、また霜になる
- 電源を入れて、よく冷えてから食品を戻す
ぬるま湯を入れたボウルや鍋(熱湯ではなく)を庫内に置いて扉を閉めておくと、湯気でとけるのが少し早くなります。
業務用の冷凍庫でも、硬いものでけずって冷媒の管に穴をあけてしまったというのは、修理の現場で見かける失敗です。とけるのを待つのがいちばんの近道です。
霜を減らすコツ
霜は、冷凍庫に入った空気中の水分が凍ったものです。水分を入れなければ、霜は減ります。
- 開け閉めは少なく、短く(外の湿った空気が入る)
- 食品は密閉して入れる(食品の水分も霜になる)
- 熱いものは冷ましてから入れる(湯気が霜になる)
- ドアパッキンをときどき掃除する(すき間から湿気が入る)
- 霜取りのあと、乾いた庫内の壁にサラダ油を薄く塗っておくと、霜がつきにくく、はがれやすくなる
食品の包み方は冷凍焼けを防ぐ方法で詳しく書いています。密閉は霜対策にも冷凍焼け対策にもなります。
ファン式なのに霜がつくときは
霜がつかないはずのファン式の冷凍庫・冷蔵庫に霜がびっしりつくのは、自動の霜取りがうまく動いていないサインかもしれません。
- 扉がきちんと閉まっていない(物がはさまっている・パッキンの劣化)
- 霜取り用のヒーターやセンサーの故障
扉まわりを直しても続くなら、メーカーや修理業者に相談しましょう。冷えない原因のチェックは冷蔵庫が冷えない原因にまとめています。
霜取りが面倒なら
霜取りの手間をなくしたいなら、次に買うときはファン式(霜取り不要)を選ぶのがいちばんです。前開き・上開きの違いや容量の選び方は家庭用セカンド冷凍庫のおすすめと選び方で解説しています。
まとめ
- 霜取りが必要なのは主に直冷式。霜が5mmくらいになったら
- 薄いうちはぬるま湯タオル、厚いときは電源を切って自然にとかす
- ドライヤー・硬い道具・霜取りスプレー・熱湯は使わない
- 霜の元は湿気。開け閉めを減らし、食品は密閉、熱いものは冷ましてから
- ファン式なのに霜がつくなら、扉まわりか故障を疑う
霜取りは、とけるのを待つ時間がほとんどです。食品が少ない日を選んで、のんびりやりましょう。