防災・防犯
カセットボンベは何本必要?1人1週間6本の目安と使用期限・保管の注意
停電やガスが止まったとき、温かい食事とお湯を作れるのがカセットコンロです。問題は、ボンベを何本置いておけばいいか。
農林水産省のガイドでは、1人あたり1週間で約6本が目安とされています。
家族の人数別の本数
| 家族の人数 | 3日分(目安) | 1週間分 |
|---|---|---|
| 1人 | 約3本 | 約6本 |
| 2人 | 約5本 | 約12本 |
| 3人 | 約8本 | 約18本 |
| 4人 | 約10本 | 約24本 |
3日分は1週間分から計算した目安です。ボンベは3本パックで売られていることが多いので、4人家族なら1週間分で3本パック×8つ。まずは3日分(3本パック×4つ)から始めると現実的です。
1本でどれくらい使える?
ボンベ1本で使える時間は、コンロの種類や火の強さ、気温で変わります。たとえばイワタニの「カセットフー 達人スリムV」は、強火で約68分(メーカーの実測値、気温20〜25℃)です。
ボンベを長持ちさせるコツ:
- 中火にする(炎が鍋底からはみ出さないように)
- ふたをして加熱する
- お湯は必要な分だけ沸かす
- レトルトは、アルファ米用に沸かしたお湯で一緒に温める
日本製の定番イワタニ
カセットフー 達人スリムV CB-TS-5
- 高さ約8.4cmの薄型で、しまう場所を取らない
- ボンベ1本で強火なら約68分(メーカーの実測値、気温20〜25℃)
- 圧力感知安全装置つき。普段の鍋料理にも使える
ボンベは別売り。コンロとボンベは同じメーカーのものを使うのが安全です。
使用期限と製造年月日の見方
カセットボンベには、ガスもれを防ぐためのゴムの部品が使われています。ゴムは、使っていなくても年月とともに劣化します。そのため日本ガス石油機器工業会は、ボンベは製造から7年以内を目安に使い切るよう呼びかけています。
- 製造年月日は、ボンベの底に数字で印字されています(2013年10月からは各メーカー共通で8けた)
- 買ったら、箱に製造年を大きく書いておくと入れ替えを忘れません
- カセットコンロ本体も約10年が目安です
安全な保管と使い方
- 高温になる場所に置かない:直射日光・車の中・コンロやストーブのそば
- 湿気の多い場所を避ける:さびの原因に(シンク下の湿気にも注意)
- コンロより大きい鍋や鉄板を使わない:ボンベが熱くなって危険
- コンロを2台並べて使わない:熱がこもる
- 使い終わったボンベは、中身を使い切ってから、自治体のルールどおりに捨てる
ローリングストックで回す
ボンベも、ふだんの鍋料理や焼き肉で使いながら、使った分を買い足すローリングストックが向いています。古いものから使えば、7年の期限を気にしなくても自然に入れ替わります。
カセットコンロで温める非常食は非常食の選び方、水は保存水は何年もつ?、全体のリストは防災の備蓄リストにまとめています。
まとめ
- カセットボンベは1人1週間で約6本。4人家族なら約24本
- まずは3日分から。3本パックで少しずつ
- ボンベは製造から約7年、コンロは約10年。底の製造年月日を確認
- 高温・湿気を避けて保管。大きい鍋や2台並べ使いはしない
- ふだんの鍋料理で使いながらローリングストック
電気が止まっても、温かいものが食べられるだけで気持ちが全然違います。家族の人数×6本、まずは半分からそろえてみてください。