キッチン・調理家電
電気ケトルの選び方|電気ポットとどっちが得?安全機能と容量の決め方
お湯を沸かす家電は、電気ケトルと電気ポットの2つ。どちらが合うかは、1日に何回、どれくらいお湯を使うかで決まります。
電気代はどっちが得?
電気ポットは、沸かしたあとも保温のために電気を使い続けます。資源エネルギー庁の試算では、電気ポットで2.2Lを沸かして1.2L使ったあと、6時間保温するのと、プラグを抜いて使うときに沸かし直すのを比べると、年間約3,330円の差になります(省エネポータルサイト)。
電気ケトルは保温をしないので、使う分だけ沸かせばムダがありません。ただし、1日に何十回も沸かし直すような使い方なら、ポットで保温した方がラクなこともあります。
| 電気ケトル | 電気ポット | |
|---|---|---|
| 沸かし方 | 使うたびに、使う分だけ | まとめて沸かして保温 |
| 沸く速さ | カップ1杯なら約1分の機種が多い | 満水だと時間がかかる |
| 電気代 | 保温しないのでムダが少ない | 保温のぶん電気を使う |
| 向いている人 | 1〜3人・1杯ずつ使う | 大人数・一日中お湯を使う |
| 置き場所 | 小さい。しまいやすい | 大きめ。出しっぱなし |
電気ケトルの選び方
1. 容量:0.8Lがいちばん使いやすい
カップ1杯は約140mL。0.8Lならカップ5杯ほどで、1〜3人ならこれで十分です。カップめんを家族で作る、鍋に足すなど、一度にたくさん使うなら1.0〜1.2Lを。
大きすぎると、少しだけ沸かすときも本体が重く、置き場所も取ります。
2. 安全機能:転倒お湯もれ防止は必須にしたい
ケトルは、コードに引っかけたり、子どもやペットが倒したりすることがあります。次の機能がついているかを確認しましょう。
- 転倒お湯もれ防止:倒れてもお湯がこぼれにくい
- 空だき防止:水が入っていないときに電源が切れる
- 自動電源オフ:沸いたら自動で切れる
- 省スチーム:注ぎ口や蒸気の穴から出る蒸気が少ない(手を近づけてもやけどしにくい)
- 本体二重構造:外側が熱くなりにくい
3. 温度調節:コーヒー・お茶・ミルクにこだわるなら
沸とうさせるだけなら温度調節はいりません。温度調節つきが便利なのは、こんな人です。
- ドリップコーヒーを淹れる(熱湯より少し低めが好みの人も)
- 緑茶をよく飲む(熱湯より低い温度で淹れることが多い)
- 粉ミルクを作る(70℃以上のお湯で溶かすのが基本)
4. 注ぎ口とお手入れ
- 細い注ぎ口:ドリップコーヒー向き。お湯の量を調整しやすい
- フタが外れる・口が広い:中を洗いやすい
- 内側についた白い水アカは、クエン酸で落とせます(方法は各メーカーの説明書を確認)。キッチンの洗剤の選び方でもクエン酸の使いどころを書いています
安全機能で選ぶなら、この2台
ティファール アプレシア ロック 0.8L
定番メーカーティファール
電気ケトル アプレシア ロック 0.8L(KO6401JPなど)
- 倒れてもお湯がこぼれにくい構造(給湯ロックシステム)
- カップ1杯(140mL)なら約1分で沸とう(メーカー条件:水温・室温23℃)
- 空だき防止・自動電源オフ・省スチーム設計。消費電力1,250W
- フタが外れて給水・お手入れしやすい。水量確認窓は両側
温度調節はありません。温度調節つきがほしい人は「アプレシア ロック コントロール」を。
タイガー 電気ケトル わく子 PCM-N080
安全機能が多いタイガー魔法瓶
電気ケトル わく子 0.8L(PCM-N080)
- 転倒お湯もれ防止・カラだき防止・通電自動オフなど、5つの安全設計
- 蒸気がほとんど出ない省スチーム設計。本体二重構造で外側が熱くなりにくい
- カップ1杯(約140mL)約60秒、満水で約4分。消費電力1,300W
- 重さは本体のみで約0.73kg
色はマットホワイトとブロンドベージュ(メーカー公式サイトより)。
電気ポットが向いている人の選び方
一日中お湯を使うなら、電気ポットの方が便利です。選ぶなら保温の電気代を抑えるタイプを。
- 魔法びん構造(断熱の強いもの):保温の電気が少なくて済む
- 保温温度を選べる:低めの温度で保温して、使う前に沸かし直す
- 長く使わないときはプラグを抜く(年約3,330円の差の元。くわしくは電気ポットの保温は電気代の損?)
まとめ
- 1杯ずつ使うならケトル、一日中使うならポット
- 電気ポットの保温をやめると年約3,330円の差(資源エネルギー庁)
- ケトルの容量は0.8Lが基本。家族やカップめん用なら1.0〜1.2L
- 安全機能は転倒お湯もれ防止・空だき防止・自動電源オフ・省スチームを確認
- コーヒー・緑茶・ミルクにこだわるなら温度調節つき