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キッチンの排水口がくさい原因と対策|厨房設備のプロが教える掃除の順番
キッチンの排水口から、なんとも言えないいやなにおい。掃除してもすぐ戻ってくる。
業務用の厨房では、排水まわりのにおいとつまりは毎日のように起きるトラブルです。原因はだいたい決まっていて、場所ごとに順番に見ていけば、家庭でもほとんど解決できます。
まず排水口のしくみを知る
シンクの排水口の下は、だいたいこうなっています。
- ゴミ受け(かご):生ゴミを受け止める
- 排水トラップ:わんを伏せたような部品で、下に水をためて、下水のにおいが上がってくるのを止めている
- 排水ホース・排水管:シンクの下を通って、家の外の配管へ
2のトラップにたまっている水を封水(ふうすい)と言います。これが「水のフタ」になって、においや虫が上がってくるのを防いでいます。
原因の見分け方
| 原因 | こんなときに疑う | 対策 |
|---|---|---|
| ぬめり | ゴミ受けやトラップがヌルヌルしている | 分解して洗う・塩素系で除菌 |
| 封水切れ | 旅行や長く使わなかったあとに急にくさい | 水を流してためる |
| 排水管の油汚れ | 掃除しても数日で戻る・流れが遅い | パイプクリーナー・油を流さない |
| 部品のずれ | 部品を洗ったあとからくさい・シンク下がくさい | トラップや防臭ゴムをはめ直す |
いちばん多いのはぬめりです。まずはここから掃除して、それでもにおうなら次の原因を疑いましょう。
掃除の順番(毎日・毎週・毎月)
毎日:ゴミ受けを空にする
生ゴミをゴミ受けに一晩ためない。これだけで、においはかなり減ります。
週に1回:ゴミ受けとトラップを分解して洗う
- ゴミ受けと、トラップのフタ(わんの形の部品)を外す
- スポンジやブラシで、台所用の中性洗剤でぬめりを落とす
- ぬめりやにおいが強いときは、塩素系のキッチン用漂白剤で除菌する(使い方は製品の表示どおりに)
- 部品を元の向きどおり、しっかりはめ直す
月に1回:パイプクリーナーで奥まで
排水口より奥の排水ホースや排水管は、手が届きません。月に1回くらい、ジェルタイプのパイプクリーナーを流して、奥のぬめりや汚れを分解しておくと、においとつまりの予防になります。
月1回の予防にジョンソン
パイプユニッシュ プロ 濃縮タイプ 400g×3本
- とろみのある高粘度ジェルで、パイプの内側の汚れに密着する
- 髪の毛やヘドロを分解。キッチンにもお風呂にも使える
- 3本セットなので、月1回の予防に回しやすい
塩素系の洗剤です。酸性の洗剤(クエン酸など)とは絶対に混ぜないでください。
やってはいけないこと
- 塩素系と酸性(クエン酸・お酢など)を一緒に使う:有毒なガスが出るおそれがあります。別の日に使い、よく水で流してから
- 熱湯をそのまま流す:家庭の排水管は塩ビなど熱に弱い素材が多く、傷めるおそれがあります。お湯を使うなら、給湯器のお湯くらいの温度にとどめる
- 油をそのまま流す:冷えると管の中で固まって、においとつまりの原因になります。古い油は紙に吸わせるか固めて捨てる。フライパンの油も、ふき取ってから洗う
シンク下がくさいときは
排水口ではなく、シンク下の収納の中がくさいときは、排水ホースが床の排水管に差し込まれている部分を見てください。ここには、すき間をふさぐ防臭ゴム(防臭キャップ)がついています。ずれていたり、割れていたりすると、下水のにおいが上がってきます。
- ずれている → はめ直す
- 割れている・合っていない → ホームセンターで同じ形のものに交換
業者を呼んだほうがいいとき
次のようなときは、排水管の奥でつまりかけている可能性があります。無理に薬剤を何度も流さず、水道業者や管理会社に相談しましょう。
- 掃除してもすぐににおいが戻る
- 水の流れが明らかに遅い
- 流すとゴボゴボ音がする
- シンク下が濡れている(水漏れ)
洗剤の選び方は、キッチンの洗剤・掃除グッズおすすめで、油汚れ・水アカ・食洗機まで汚れ別にまとめています。
まとめ
- においの原因はぬめり・封水切れ・排水管の油汚れ・部品のずれ
- 毎日ゴミ受けを空に、毎週分解して洗う、毎月パイプクリーナー
- 掃除のあとにくさくなったら、部品のはめ直しを確認
- 塩素系と酸性を混ぜない・熱湯を流さない・油を流さない
- 流れが遅い、ゴボゴボ音がするなら早めに業者へ
排水口のにおいは、原因の場所がわかれば怖くありません。まずは今夜、ゴミ受けを空にするところから始めてみてください。