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キッチンの排水口がくさい原因と対策|厨房設備のプロが教える掃除の順番

公開 約4分で読めます書いた人 とよまる

キッチンの排水口から、なんとも言えないいやなにおい。掃除してもすぐ戻ってくる。

業務用の厨房では、排水まわりのにおいとつまりは毎日のように起きるトラブルです。原因はだいたい決まっていて、場所ごとに順番に見ていけば、家庭でもほとんど解決できます。

まず排水口のしくみを知る

シンクの排水口の下は、だいたいこうなっています。

  1. ゴミ受け(かご):生ゴミを受け止める
  2. 排水トラップ:わんを伏せたような部品で、下に水をためて、下水のにおいが上がってくるのを止めている
  3. 排水ホース・排水管:シンクの下を通って、家の外の配管へ

2のトラップにたまっている水を封水(ふうすい)と言います。これが「水のフタ」になって、においや虫が上がってくるのを防いでいます。

原因の見分け方

においの原因と、見分けるポイント
原因こんなときに疑う対策
ぬめりゴミ受けやトラップがヌルヌルしている分解して洗う・塩素系で除菌
封水切れ旅行や長く使わなかったあとに急にくさい水を流してためる
排水管の油汚れ掃除しても数日で戻る・流れが遅いパイプクリーナー・油を流さない
部品のずれ部品を洗ったあとからくさい・シンク下がくさいトラップや防臭ゴムをはめ直す

いちばん多いのはぬめりです。まずはここから掃除して、それでもにおうなら次の原因を疑いましょう。

掃除の順番(毎日・毎週・毎月)

毎日:ゴミ受けを空にする

生ゴミをゴミ受けに一晩ためない。これだけで、においはかなり減ります。

週に1回:ゴミ受けとトラップを分解して洗う

  1. ゴミ受けと、トラップのフタ(わんの形の部品)を外す
  2. スポンジやブラシで、台所用の中性洗剤でぬめりを落とす
  3. ぬめりやにおいが強いときは、塩素系のキッチン用漂白剤で除菌する(使い方は製品の表示どおりに)
  4. 部品を元の向きどおり、しっかりはめ直す

月に1回:パイプクリーナーで奥まで

排水口より奥の排水ホースや排水管は、手が届きません。月に1回くらい、ジェルタイプのパイプクリーナーを流して、奥のぬめりや汚れを分解しておくと、においとつまりの予防になります。

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塩素系の洗剤です。酸性の洗剤(クエン酸など)とは絶対に混ぜないでください。

やってはいけないこと

  • 塩素系と酸性(クエン酸・お酢など)を一緒に使う:有毒なガスが出るおそれがあります。別の日に使い、よく水で流してから
  • 熱湯をそのまま流す:家庭の排水管は塩ビなど熱に弱い素材が多く、傷めるおそれがあります。お湯を使うなら、給湯器のお湯くらいの温度にとどめる
  • 油をそのまま流す:冷えると管の中で固まって、においとつまりの原因になります。古い油は紙に吸わせるか固めて捨てる。フライパンの油も、ふき取ってから洗う

シンク下がくさいときは

排水口ではなく、シンク下の収納の中がくさいときは、排水ホースが床の排水管に差し込まれている部分を見てください。ここには、すき間をふさぐ防臭ゴム(防臭キャップ)がついています。ずれていたり、割れていたりすると、下水のにおいが上がってきます。

  • ずれている → はめ直す
  • 割れている・合っていない → ホームセンターで同じ形のものに交換

業者を呼んだほうがいいとき

次のようなときは、排水管の奥でつまりかけている可能性があります。無理に薬剤を何度も流さず、水道業者や管理会社に相談しましょう。

  • 掃除してもすぐににおいが戻る
  • 水の流れが明らかに遅い
  • 流すとゴボゴボ音がする
  • シンク下が濡れている(水漏れ)

洗剤の選び方は、キッチンの洗剤・掃除グッズおすすめで、油汚れ・水アカ・食洗機まで汚れ別にまとめています。

まとめ

  • においの原因はぬめり・封水切れ・排水管の油汚れ・部品のずれ
  • 毎日ゴミ受けを空に、毎週分解して洗う、毎月パイプクリーナー
  • 掃除のあとにくさくなったら、部品のはめ直しを確認
  • 塩素系と酸性を混ぜない・熱湯を流さない・油を流さない
  • 流れが遅い、ゴボゴボ音がするなら早めに業者へ

排水口のにおいは、原因の場所がわかれば怖くありません。まずは今夜、ゴミ受けを空にするところから始めてみてください。